
遺産分割協議書、自作するときの落とし穴と対策
この漫画は、自作した遺産分割協議書に記載ミスがあり、やり直しになってしまった人の悲劇(とちょっと笑える現実)を描いています。
実際、遺産分割協議書は「自由に書いてOK」と言われがちですが、法務局で通用するには細かな形式・記載内容の正確さが求められます。
【よくあるミス例】
不動産の地番や家屋番号を間違える(住所と異なることが多い)
財産の表現が曖昧(「土地一式」など)
相続人の名前や住所の書き間違い
押印された印鑑が実印でない、印鑑登録証明書と一致しない
相続人全員の署名押印が揃っていない
【ミスを防ぐコツ】
不動産は登記事項証明書(登記簿)に書かれた通りに正確に記載
書式は法務局公式サイトの記載例や、司法書士会などの雛形を参考に
印鑑は事前に実印かどうか確認し、印鑑証明書とセットで管理
作成後は第三者にチェックしてもらうと安心(無料相談を活用)
遺産分割協議書のやり直しは、実印の再取得や日数的ロスだけでなく、人間関係の摩耗も招きます。
自信がない場合は、費用はかかっても司法書士や行政書士に一部だけでもチェックを依頼するのがおすすめです。