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沈黙の兄弟

スタート

返事が来ない相続人がいるとき、どうすればいい?
相続手続きでは、遺産分割協議に相続人全員の同意(署名・実印)が必要です。
しかし、交流がなかった異母兄弟などに手紙を送っても、まったく返事が来ない…。そんな状況に陥る方も少なくありません。

【まず試すべきこと】
手紙は特定記録郵便や内容証明郵便で送ったか確認

相手の住所が正しいか再確認(住民票などで最新情報を取得)

メール・電話など他の連絡手段がないか親族に聞く

手紙に返答期限を明記していたかチェック

【それでも返事がない場合の法的対応】
① 家庭裁判所に「不在者財産管理人」の選任を申し立てる
・相手がどこにいるか分からず連絡不能な場合に有効
・管理人が代わりに遺産分割協議に参加できる
・費用(予納金)は数万円~数十万円かかる場合あり

② 「協議不成立」として調停へ
・返事がないままでは協議が整わない=調停(または審判)での解決も可能
・家庭裁判所に「遺産分割調停」を申し立てる
・裁判所が関与し、当事者の意見を確認する形で進む

【注意点】
放置しておくと、相続登記が進まないまま数年経ってしまうことも

特に相続登記が義務化された今、“動かない相続人”がリスクになる時代です

スタート
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