相続登記、終わったと思ったら…まだ不動産が？
この漫画は、相続登記が終わって安心したのも束の間、「まだ別の不動産があった…」と後から気づいてショックを受ける人の姿を描いています。
実はこれ、相続手続きを自分で行う人によくある“うっかり落とし穴”です。
【なぜ見落とす？】
不動産が複数ある場合でも、すべての物件が1つの登記簿にまとまっているとは限りません。
被相続人が過去に別の場所に住んでいたり、田舎に小さな山林や畑を所有していたりする場合、家族すら知らなかった不動産があることも。
【見落としを防ぐには】
固定資産税の納税通知書を確認
→ 複数の地番・地目が書かれていないか、よく見ましょう。
市区町村の固定資産課税台帳（名寄帳）を請求
→ 被相続人が所有していたすべての不動産を一覧で把握できます。役所で交付可能。
登記事項証明書の取り寄せ前に“漏れがないか”家族で再確認
→ 特に「昔、田舎の土地を持っていた」など、親族の記憶も頼りに。
【もし見落としていたら？】
慌てなくて大丈夫。すでに遺産分割協議書がある場合、その内容が他の不動産にも適用できることがあります（ケースによります）。
ただし、再度印鑑をもらう必要がある場合もあるので、できるだけ最初の段階で「すべての不動産」を把握しておくことが重要です。
